本に秘められた物語と謎――。
原作が好評と聞いていたので、楽しみに視聴しました。
面白いですね! 
1冊の本から紐解かれていく謎や持ち主の人生。
本の内容だけでなく関わった人の物語もあるというのが良いですね。

(あらすじ)「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子(剛力彩芽)のもとに、古書の査定のため五浦大輔(AKIRA)がやってくる。大輔が持ち込んだのは、亡くなった祖母の蔵書『夏目漱石全集』で、その『第八巻 それから』に「夏目漱石」と署名があったため、サインが本物なら高く売れるのでは、と期待した母・恵理(松坂慶子)から頼まれたものだった。  本を手にじっと考え込んだ栞子は、やがてサインは偽物だと言った。大輔は礼を言い立ち去ろうとするが、栞子はサインを書いたのは祖母自身としか考えられないと話す。唐突な話に、証拠はあるのかと尋ねた大輔に、栞子は祖母にまつわる驚くべき推論を展開していく。
 後日、「ビブリア古書堂」を訪ねた大輔は、恵理に確認した結果、栞子の推論が事実だったと話す。本を見ただけでなぜそこまでわかるのかと興奮気味の大輔に、栞子は困惑し言葉を濁す。
 その数日後、栞子と再会した大輔は再び「ビブリア古書堂」へやってくる。そこで、自分は本を読むと気分が悪くなる体質だと明かすが、栞子は大輔にこの店で働いてみないか、と言う。古書店の人間に必要なのは、本の内容ではなく市場価値の知識だと説く栞子。迷いながらも大輔は、その申し出を受けることに。
 翌日、大輔が「ビブリア古書堂」にいると、志田肇(高橋克実)がやってきた。志田は栞子に小山清の『落ち穂拾ひ』が盗まれたと言った。それを聞いた栞子は…。
 
 
「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子に古書の査定をしてもらいに来た五浦大輔。
祖母・絹子の蔵書『夏目漱石全集』の『第八巻 それから』に「夏目漱石」と署名が!?

やっぱり署名は偽ものなのですが、栞子は絹子が書いたものと推論する。

中に書かれている物語だけじゃなくて、
人の手から手へ渡った本そのものに物語がある。

栞はそういう考えの持ち主。 本が好きだから分かることもあるのですね。

絹子は第八巻を別に買った。
その理由は、献呈署名の「田中嘉雄」の名をカモフラージュするため。

大輔の名前は絹子が決めたのではないか。
絹子が結婚したのは1962より前。

なぜそんなことまで分かるのか?

大輔は、祖母に不倫相手がいたことを知ることに。
当時は決められた相手と結婚するような時代なので、許されない関係ですね。

絹子の葬式の時、鴨居で頭を打った背の高い老人がいた。
鴨居につけられているゴムのクッションを懐かしそうにしていた。
その老人が芳名書に書いたのが「田中嘉雄」!


絹子は生まれる娘(大輔の母)が背が高いと予知したようにゴムのクッションをつけた。
大輔と母だけが親戚の中で背が高い。
つまり、「田中嘉雄」が実の祖父だったってことですね。

再び栞子を訪ねた大輔は、真実を教えて欲しいと願う。
栞子は本に秘められたことを語っていく。

「それから」は、主人公が人妻と恋に落ちるストーリー。
だから田中は絹子に贈った。


漱石全集が購入されたのは、ビブリア古書堂
全集の価格の札の文字が栞の祖父のもの。
手書きだったもは開店期の短い間のもので、1962年前後。

本の主人公が「代助」だから、大輔と孫の名をつけた。
「田中嘉雄」が芳名書に書いた住所「文京区春日2丁目」は物語の舞台だった


すべてが本の内容に繋がってたのに鳥肌です(笑)

絹子は最後に「田中嘉雄」に送られたのはせめての救いですかね。


栞子は、職を探してるって大輔にビブリア古書堂で働かないかと(^^;
大輔は本を読めない体質なのは問題なく、必要なのは市場価値の知識だからと。

で、大輔は働くことになります。
栞子の知り合いの「せどり屋」の志田肇が本を盗まれたと相談にやってくる。

盗られたのは小山清の「落ち穂拾ひ」
傍にいた女子高生が盗ったのか?
売るためででもなく読むためでなく本を盗む理由とは?

気になる引きで次回へ。


キャストのことが問題になってるようですが、原作未読なので別にこれでもいいのかなと。
それより、主題歌やBGMが雰囲気にあってないのが気になりますね。